「誰もがゼロにしたい問題。関わる人々を、利回りくんがつなぐ」
この取り組みが始まったきっかけは、保護犬や保護猫のオーナーが直面する住まいへの悩みを、前澤さんからお聞きしたことでした。

「全国にペットシェルターをたくさん作り、そこから新しいオーナーさんの元へと譲り渡す活動を通じて、殺処分を一件でも減らしていくことです。この活動と、その先の「殺処分ゼロ」を実現していくためには、シェルター新設と同じくらい大切な要素がありました。犬猫と一緒に安心して暮らせる住まいの充実です。
“保護犬や保護猫を迎え入れたい”そう考える方はたくさんいらっしゃるのですが、住まいの問題によってなかなか実現できないケースを、これまで多く見てきました。
例えば首都圏の賃貸物件を見ても、ペット可の物件の割合はまだまだ少ないのが現状です。また、ペット可であっても頭数制限がある物件も多く、さらに家族を増やしたくても難しい、という悩みを持つオーナーさんの声も聞いていました。
犬猫専用のマンションを増やすことで、より保護犬や保護猫を迎え入れるオーナーさんを増やせるのではないか。シェルターはあくまで一時預かりの場所ですから、その先の犬や猫やオーナーさんの暮らす場所にも目を向けていきたいと考えていたときに、利回りくんの構想を聞きました」

我々としても、首都圏を中心に不動産を取り扱い創ってきたからこそ、お役に立てる場面なのではないか。そのあとすぐに、今回の六郷土手のマンションと運命的に出会うことになります。

「やむを得ない事情で、自分では保護犬や保護猫を飼えないけれど、活動を応援したいといってくださる方もいらっしゃいます。そういう方々が、不動産投資という形で活動を応援しながら、その利回りを受け取っていく。これから長い時間をかけて一歩ずつ進める活動だからこそ、関わる人たちがみんな豊かになる方法を、模索していました」

殺処分ゼロへの活動を応援する投資家の皆さまから、想いのこもったお金で物件を購入します。そして、入居者から受け取る家賃を、利回りとして投資家の皆様に分配します。
「犬猫の殺処分を減らす」という社会的な目標のもと、実際に保護活動をしていく人、その活動を応援したい人、そして不動産を創る我々がひとつの輪として、今回のイヌネコヒルズでつながったと考えています。

今回、こちらの物件では運用中の3年間にわたり、利回りくんから犬猫の保護活動をされている一般社団法人 犬猫生活福祉財団さまに年間10万円を寄付するという新しい取り組みをスタートさせます。
この取り組みのスタートにあたり、一般社団法人 犬猫生活福祉財団を立ち上げた代表理事 佐藤 淳さまにお話を伺いました。

「実は、犬猫に関わる活動をはじめたのにはきっかけがありました。
ある時、自宅に痩せた猫が顔を見せるようになって、無責任に餌だけあげるわけにもいかないなと思い、保護したんです。
保護して3日後、なんとその猫は妊娠していたようで、3匹の子猫を出産しました。1匹は里親さんを探すことができたのですが、他はどうしようもなくて…。親猫と生まれた子猫2匹の、合計3匹を飼うことになりました。これが原体験となって、今の活動につながったんです。」

現在、日本では年間3.2万頭以上もの犬・猫の殺処分が行われています。(※)
家族とともに幸せに暮らしている子がいる一方で、助けを求めている子、家族を探している子がたくさんいます。
※環境省 ⽝・猫の引取り及び処分の状況（平成31年4⽉1⽇〜令和2年3⽉31⽇）を参照
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html

「犬猫生活福祉財団では、3つのゼロを目指して活動を行っています。それは、「収容ゼロ・殺処分ゼロ、不適切な飼育環境ゼロ」の3つです。

主に2つの軸で活動をしていて、一つは財団が直接行っている活動で、保護シェルターや動物の不妊去勢手術を専門に行うスペイクリニックの運営を行っています。 シェルターの特徴としては、獣医師やアニマルナース、トリマー、外部のドッグトレーナーなどの専門家が揃っているところがあげられます。
もう一つは、他団体の支援です。助成金の支給を通して金銭的なサポートを行っています。さらに、人の面でのサポートも行いたいと考えていて、ボランティア求人のマッチングサイトのリリースを予定しています。

現在は、殺処分の数や自治体や地域との連携の取りやすさなどの面から、群馬県前橋市で活動を行っていますが、私たちはエリアを限定して考えてはいません。いずれは、支援を必要としている他の地域へも活動の幅を広げていきたいと思っています。
支援者の方からは、日本全体を視野に入れているところや他団体の支援も行っている点を評価してくださる声をいただくこともあります。
殺処分がゼロになっても、飼育されている子の環境が本当に適切かどうかといった視点で見ると、問題があることもあります。「動物福祉」という観点からも、プロの手を借りながら施設の運営や啓蒙活動を行っています。」

今回のお取り組みでは、一般社団法人 犬猫生活福祉財団への寄付が実現することにより、資産形成をしたい投資家、前澤さんの活動を応援していきたい人、保護犬・保護猫を飼えるマンションに住みたい人、そしてさらに、犬猫の保護につながる活動をしたい人。関わるみんなが嬉しい、応援投資の目指す姿がより濃く反映されます。
「犬猫の保護活動は、命を扱うことになりますから、一度はじめてしまったら簡単に辞めることはできません。そのためには、多くの方にご理解をいただいて、ご支援を頂戴する必要があります。
そういった意味で、前澤さんや利回りくんとご一緒させていただくことで、単純な寄付とは違い、より多くの方に広がる可能性のある素晴らしいお取り組みだと思っています。

今、まさに救いの手を必要としている犬、猫が幸せになれるよう、また、共に暮らすご家族にもその幸せが広がるよう、ぜひ、応援投資家としてこの取り組みに参画いただけたら嬉しいです！」

誰もが潤うサステナブルな循環を創ることで、殺処分ゼロという大きな目標に向かって、一歩一歩進んでいきたいと思います。
ともに歩んでくださる応援投資家さまを、募集しています！